心と身体のバランスブログ

心の持ち方や健康面に関する記事を書きたいです。

エコノミカル・パレスの感想 4

途中、ヤスオと馴れ初めを回想シーンであげている。主人公が25歳の時に同窓会で知りあった。主人公にとって同窓会は、懐かしさを楽しむものではなく、人のつてでバイトを探す手段だった。二人は就職せず、バイトで食いつないでいた。 二人は意気投合したのか、20代の若い二人はシンガポールからマレーシアへ、タイへ、ラオスへとミャンマーベトナムへと旅を続けていた。 今の若い人が聞けば、こんな危険な旅を何でするのだろう?と思うかもしれません。 当時、インターネットが無いため、世界を知るには本で見るか、ニュースで知るしか手段はなかった気がします。 筆者と同世代の私は感じるのですが、昔は、世界を知りたい、自分探しをしてみたいと言って、ガイドに無い土地に旅する若者がたくさんいた気がします。 無謀と言えば無謀ですが、行方不明になったり、殺されて帰ってきた日本人もたくさんいましたよ。 90年代行、バブルがはじけました。不景気だと言われましたが、フリーターという言葉が生まれても、この時代はバイトで食いつなぐことは可能でした。