心と身体のバランスブログ

心の持ち方や健康面に関する記事を書きたいです。

エコノミカル・パレスの感想2

私にとって角田光代さんの作品は2作目です。1冊目はあの有名な「対岸の彼女」です。角田さんはこの作品で2004年に直木賞を取られたと聞いています。 ストーリーは35歳の3歳の子持ちの主婦が主役で、昼は掃除代行業で働き、その中の人間模様はどこにあるようで、親近感が湧きました。途中、何度も主人公の高校時代の回想シーンが盛り込まれていて、「対岸の彼女」というタイトル由来は、過去の自分を表しているのかさえ思いました。  角田さんの作品は何処にでもいる人の日常を描いた作品なのかなあと興味が湧き、次は「エコノミカル・パレス」を読んでみる気になりました。このブログの写真にアップされている文庫本は近く公民館で借りてきたものです。巻末をみると2002年に第1版印刷と書かれていたので、角田さんのプロフィールの欄に「対岸の彼女」と「八日目の蝉」は書かれていませんでした。 最近の「エコノミカル・パレス」の文庫本の表紙は児童公園の写真が表紙に使われていますね。多分、主人公の34歳の女性が借りているアパートの窓から見える公園をイメージしているのかもしれませんね。